プロフェッショナルに学ぶ!
こんにちは、Sanpoです。
先日、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組を見ました。自分は、普段テレビってあまり見ないし、見てもテレビの前にじっとしているのがあまり好きではないのですぐ席を離れちゃうんですけど、「プロフェッショナル 仕事の流儀」は見始めたら途中では止められない番組の一つです。
橋本さとしさんのナレーションは素敵だし、スガシカオの「Progress」もプロフェッショナルの冷静さと情熱を引き立てている気がします。番組の中で、「Progress」が流れて、橋本さんがしゃべると何故か鳥肌ものです。そして番組自体は意外と淡々としていますが、プロフェッショナルの仕事の様子に引き込まれてしまうんですよね。
今回見たのは2013年11月25日に放送した、デザイナー・佐藤オオキさんの仕事の流儀。デザイナーとしての仕事を始めた当初は、まったく仕事に恵まれなかったという佐藤さん。「社会から必要とされていない」と感じていたそうです。
しかし、イタリアデザイン業界の巨匠、ジュリオ・カッペリーニとの出会いをきっかけとして、今や世界で活躍するデザイナーへと成長したというのです。
今回もとても興味深い内容で、以下では自分がこの番組を見て感じたことをまとめてみたいと思います。なお、番組をご覧になっていない方は、 世界的デザイナー・佐藤オオキ「より良い仕事を行うための3つの心構え」 | 世界は数字で出来ているをご覧になると、放送内容の概要が分かりますよ。
【1】「情熱を持ち、考え続ける」ことについて
佐藤オオキは、ジュリオ・カッペリーニに認めてもらうために、毎月ミラノへ行き、10以上のアイデアを提案し続けたと言います。
毎月ミラノへ行くのも大変だし、10以上のアイデアを絞り出し続けるのも大変だったかと思います。でも、彼は本気で認めてもらいたい、本気で変わりたいと思ったがために、困難と思われるようなことも自分に課しアイデアを出すため考え続けました。
目標を達成するため情熱を持って考え続ける。きっと、偉業を成し遂げる人達の共通点かもしれないですね。自分は、飽きっぽく考え続けることが苦手なのですが、もっと仕事を理解して考え抜けるようになりたいです。
ちょっと異なるかもしれないですが、一日のスケジュールを立てる場合も、少しタイトめなものにし、その時間のなかで如何にタスクをこなしていくかということを実践しています。実践する時は、どうしたらやり遂げられるか必死で考えます。達成できた時は、自分との約束を果たした感じがして本当に気持ちいいです。番組を見ていてそのことを考えました。
【2】クライアントとの関係にについて
佐藤オオキは、自分のクライアントとの関係について次のような趣旨のことを言っていました。
「(クライアントと自分にとって)短期的な利益も確かにアリだけど、この仕事をきっかけに何かが変わるというのが大事。10年後、20年後に、”あのプロジェクトをきっかけに変わったよね”とクライアントに言ってもらいたい」
…果たして自分はこんな風に仕事をしているだろうかと考えてしまいました。クライアント目線で長期的なビジョンを描くというのは、どの業界でもきっと共通して必要なことだと思います。
如何にミニマムなパフォーマンスで利益を上げるか、それだけで仕事をしてはいけないなぁと感じました。もちろん、仕事の内容によっては、こうした考えが非常に重要な場合がありますけどね。やっぱりWin-Winな関係だと嬉しいです。利益を上げて得る社内の評価も大事ですが、やっぱりお客さんにだって喜んでもらいたいです。
【3】仕事の原動力について
一番印象に残ったのは、次のことかもしれません。
「デザインの持つ力に限りはあるけれど、自分に期待されているのであれば、それはすべて答えていきたい。頑張ってジャンプして、10センチしか跳べないっていうクライアントがいて、なんとしても11センチ跳ぼうとしているという姿を目の当たりにすると、なんとか15センチとか20センチ、場合によっては30センチくらい跳ばせてあげることが出来ないかなって思うのが自分の原動力です。」
佐藤オオキ(2013年11月25日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
かっこいいですね~!まさしく、仕事とはクライアントを飛躍させてあげることですよね。やわらかい表現で、仕事の存在価値や醍醐味はどこにあるかというのを再認識させてくれました。
自分はシステム屋ですが、システム屋はお客さんの仕事をシステムによって、より飛躍させてあげるものですからね。このような意識は常日頃から持ち続けたいです。手元ばかり見てちゃいけないなぁ。
さてさて、この番組を見ていて、自分がいいなぁと感じたところは、何よりも佐藤オオキさんがとても楽しそうに仕事をしていること。そして苦労されてきた証か、余裕さ(?)がにじみ出ていたことです。
自分も、楽しく、そして余裕をもって仕事ができたらいいなと強く思いました。あと、ペットが可愛かったです(笑)
以上、「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見ての感想でした!